アウトドアやピクニックで便利な保冷剤が、あなたの家にもきっとあるはずです。
スーパーでアイスクリームやデザートを買う際、小型の保冷剤がよく付いてくることがあります。
これらは主に冷却に使われますが、実は再利用にも向いています。
例えば、熱を持った際やお弁当の持ち運びに再利用できるサイズです。
しかし、気づけばたくさんの保冷剤が家に溜まっていることはありませんか?
捨てようと思っている方、ちょっと待ってください。包装を切ると、クリーニング用のゲルが出てきて、これを掃除に再活用できます。
この記事では、その掃除方法や、植物の水やりや消臭剤としての使用法を紹介します。
再利用して、少しでもお得になれば幸いです。
保冷剤で水垢を落とす方法
保冷剤で水垢を落とすにはどうしたらいいのでしょうか?
スポンジにこのゲルを塗って擦るだけで簡単に落ちます。
包装を切ると、ドロドロのゲルが出てきます。このゲルは水と高吸水性ポリマーでできており、98%が水です。
一部の製品には防腐剤や安定剤が含まれており、カビの発生を防ぎます。
ゲルの細かい粒子が汚れをかき出すため、掃除用品として理想的です。
包装を切ってゲルを出すだけで、簡単に再利用できます。
小さく切ってスポンジに少し付け、擦るだけで水垢が落ちます。
保冷剤を使った掃除の方法:ゲルで磨くだけ
それでは、実際の掃除手順を見てみましょう。
【準備するもの】
・解凍した保冷剤
・スポンジ
・乾いた布
・濡れた布
まず、保冷剤の先端をカットし、中のゲルをスポンジに絞り出します。
その後、水垢が目立つ鏡や蛇口などを丁寧に擦ります。
擦り終わったら、乾いた布で拭き、最後に湿った布で仕上げましょう。
ゲルが手についた場合は、ティッシュで拭き取るのがお勧めです。直接水で洗うと、ゲルが流れ落ち、排水管の詰まりを引き起こす恐れがあります。
私自身も蛇口をこの方法で掃除してみましたが、簡単にピカピカになりました。シンクの掃除にも効果的で、洗剤の代わりとしてゲルを使うのはとても便利です。
さらに、トイレの手洗い場や蛇口にも使うと、汚れだけでなく臭いも取れます。ただし、トイレにはゲルを流さないようにしてください。
洗面所やバスルームの鏡の掃除にも活用してみてはいかがでしょうか。
保冷剤を使用する際の成分に関する注意点
水あかは、水道水に含まれるミネラルが固まってできたものです。
放置すると、水分が蒸発し固着することがあります。
「ゲルに直接触れても大丈夫?」気になりますよね。
答えは大丈夫です!高吸水性ポリマーは素手で触れても安全です。掃除に安心して使用できます。
ただし、保冷剤によっては、エチレングリコールやプロピレングリコールなどの有害成分を含むものもあります。これらは再利用に適さないため、注意が必要です。
「保冷剤の中身は掃除以外にも使えるのか?」
実は、虫除けにも有効です。これについては、次の記事で作り方を紹介します。
夏向けの新しいアイデア: 保冷剤を使った自然な虫除けの作り方
保冷剤を使って、自然な虫除けを作る方法をご紹介します。
保冷剤のゲルに特定のアロマオイルを加えることで、手作りの虫除けが完成します。
アロマオイルを加えることで、虫除けとして機能する香りが付きます。
この方法は簡単で、以下のものを準備すれば良いです。
【準備するもの】
1. 密閉できるガラス瓶やプラスチックカップ
2. 竹串や割り箸
3. 好みのアロマオイル
作り方は、保冷剤のゲルを瓶やカップに移し、選んだアロマオイルを加え、竹串や割り箸で混ぜ合わせるだけです。
特定のアロマオイルには、虫が避ける香りがあります。
例えば、レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラス、シロトネラなどが虫除けとして効果的です。
家庭での保冷剤の賢い活用法: 植物の保湿と消臭剤としての使い方
保冷剤のゲルを植物の水やりに活用できるのをご存知ですか?
特に夏は植物の水分が不足しがちですが、保冷剤のゲルを土に混ぜることで、土の保水力を高めることができます。
例えば、長期間留守にする際に植木が枯れないように、このゲルを使うと便利です。
園芸用の保水ゲルと同じく、保冷剤のゲルも高吸水性ポリマーを主成分としています。
実際、農業分野では植林や芝生の植え付けにこのゲルが使われています。特に山間部や定期的な水やりが難しい場所での利用がおすすめです。
ただし、保冷剤に含まれる防腐剤などが植物に影響を与える可能性があるため、使用前に成分を確認することが大切です。
また、保冷剤のゲルを消臭剤としても使えます。瓶に入れておくだけで、トイレや靴箱のニオイを吸収してくれます。
とくに、低い位置に置くことで、効果的にニオイを消すことができます。燃えるゴミとして処理できる地域では、生ゴミに直接かけることもできます。
さらに、高吸水性ポリマーを多く含む保冷剤は、緊急時の簡易トイレや防災用品としても役立ちます。
再利用に注意が必要な保冷剤の成分について
保冷剤の中にはエチレングリコールなどの有害成分を含むものもあります。
これらは再利用に不向きなので、注意が必要です。
捨てる際には、地域によって分別方法が異なるため、適切な処理方法を確認することが重要です。
保冷剤の再利用方法のまとめ
・保冷剤のゲルを使った掃除で水垢を除去できます。
・エチレングリコールやプロピレングリコールを含む有害な保冷剤は再利用できません。
・掃除後のゲルは水道で流さず、ティッシュで拭き取ってください。
・アロマオイルを加えることで保冷剤ゲルを虫除けに活用できます。
・植物の水やりにも使えます。
・ゲルは消臭剤としても再利用可能です。
・保冷剤は子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう。
今まで気づかずに捨ててしまっていた保冷剤を再利用することで、効率的に掃除ができ、処分方法も簡単になります。
これからは積極的に再利用してみてはいかがでしょうか。