日々の生活の中で、部屋を清潔に保つことを心がけている人はたくさんいます。
家の掃除をするときには、私たちはしばしば床やバスルーム、キッチンのような目に見える箇所への注意が集中しがちです。
けれども、しばしば見落とされがちな場所があります。
それはキッチンの「換気扇」です。
特に、揚げ物や炒め物など、油を多く使う料理をした後には、換気扇に油が溜まりやすくなります。
掃除を怠ると、換気扇をチェックしたときに油で覆われていることが多く、「掃除が大変」と感じることも少なくありません。
私自身もその一人でしたが、ある方法を取り入れたことで、掃除作業がずっと簡単になることを発見しました。
それは「ストッキングを使うこと」です。
この記事では、ストッキングを活用した簡単で効果的な換気扇の掃除方法をご紹介します。
ストッキングを活用することのメリット
最初は疑問に感じるかもしれませんが、実際に試してみると、その効果に驚くことでしょう。試してみる価値は十分にあります。
油汚れ防止
換気扇フィルターにストッキングをかぶせることで、料理中に飛散する油汚れから換気扇を保護します。
市販のフィルターと同じ効果が期待できます。
コストの削減
使用済みのストッキングを再利用することで、追加のコストをほとんどかけずに済みます。
通常、フィルターを購入すると、高いもので1,000円以上もしますが、油を多く使う料理を頻繁にする場合、フィルターを交換する頻度が増え、年間を通じてかなりのコストがかかります。
しかし、使用済みのストッキングを活用することで、これらのコストを大幅に削減できます。
購入には費用がかかりますが、使用後は通常捨てられるものが価値あるアイテムに変わります。
この機会を利用しない理由はありません。
害虫侵入の新たな防止策
換気扇にストッキングを装着することで、ゴキブリなどの害虫の侵入を阻止できる効果が期待できます。
換気扇は外部とつながっているため、虫の侵入経路となりやすいですが、特にゴキブリのような害虫は家庭にとって大きな問題です。
現代の住宅では24時間換気システムが一般的になっており、害虫の侵入を抑制しやすくなっていますが、ストッキングを使用することで、さらに防御力を高めることができます。
対策を実施するための準備
ファン選びのコツ
換気扇には、「プロペラファン」と「シロッコファン」という2種類が主にあります。
【プロペラファン】
扇風機のような形をしており、特に古い住宅でよく見られます。
【シロッコファン】
最新の住宅に多く採用されており、羽根が筒形に設置されているのが特徴です。
これらのファンのタイプによってストッキングの取り付け方が異なるため、適した方法を選ぶことが大切です。
換気扇クリーニングの手順
ファンのタイプを確認したら、次は換気扇の清掃です。
ストッキングによる害虫防止策を施す前に、まずは換気扇をきれいにすることが必須です。汚れが少ない場合は、市販の家庭用洗剤での清掃で十分です。
換気扇のクリーニング方法は多岐にわたり、重曹や粉石鹸、スチームクリーナー、アルコールを使った方法などが有効です。
これらの方法でも汚れが取れない場合は、プロの清掃業者に依頼するのも一つの選択です。
不要ストッキングの再利用方法
ストッキングを選ぶ際、新品か古いものか、またはタイプに拘らなくても大丈夫です。
手に余っているものを活用しましょう。
換気扇にストッキングを取り付ける方法
まずは換気扇をきれいに掃除してから、ストッキングを使ってカバーを作成します。
【プロペラファン向け】 準備したストッキングを10センチメートルほどに切断し、プロペラの部分にかぶせてしっかりと結び付けます。プロペラの片数に合わせて、必要な数だけ用意しましょう。
【シロッコファン向け】 シロッコ式換気扇には、ストッキングを直接ファンに取り付けることは出来ません。そこで、ファンの直前にあるフィルター部分にストッキングをかぶせる方法を試みてください。うまくフィットしない場合は、カットしてサイズ調整をすると良いでしょう。
まとめ
ストッキングは、以下のようなメリットを提供します。
・換気扇の汚れを防ぎ、掃除の手間を削減します。
・使用済みのストッキングを再利用することで、追加コストがかかりません。
・害虫の侵入を防ぐ効果があります。
・換気扇の予防清掃にも役立ちます。
実際に試してみるまでは疑っていましたが、清掃が格段に楽になり、効果を実感しました。
キッチンの換気扇だけでなく、家庭内のほこり取りにも応用できるなど、さまざまな使い道があります。
自分に合った使い方を見つければ、掃除の時間を短縮し、より充実した自分の時間を確保できるでしょう。