キッチンの換気扇からの気になる臭いを消す!自宅でできる掃除方法

掃除

「キッチンの換気扇から臭いがして…何とか掃除したいんだけど、どうしたらいいの?」
「プロに頼むのが一番だけど、できれば自分で何とかしたい!」

そんなあなたに朗報です。

必要な道具は、近くの100円ショップで手に入ります!自分で簡単にできるキッチンの換気扇掃除方法をご紹介します!

 

換気扇を掃除しないとどうなるの?

 

キッチンは毎日使う大切な場所です。だからこそ、清潔に保ち、心地よい空間にしたいものです。

でも、キッチンをきれいに保つのは大変で、つい見落としがち。特に換気扇は「汚れが溜まりやすく、掃除が面倒」と思われがちで、なかなか手がつけられないこともあります。

換気扇の汚れを放置することで、空気の流れが悪くなり、換気の効率が下がる可能性があります。

 

普段から換気扇を使っているけれど、十分にケアしていないかもしれませんね?
そんな自分を見直しながら、今日はキッチンの換気扇掃除に挑戦してみませんか?

複雑な道具や手順は不要です。100円ショップで必要なものが手に入り、部品を取り外してつけ置き洗いするだけでほとんど完了します。

そんな簡単な自分でできる換気扇掃除方法を紹介します!

 

換気扇掃除の強い味方

 

長期間の手入れ不足でこびりついた頑固な汚れも、今では100円ショップで手に入る特定の商品を使えば、簡単に取り除けます。その秘密の商品は…

「重曹」です!

重曹がどのように汚れを落とすのか、その成分は何か、これから詳しく説明します。まずは、キッチンの換気扇をきれいにする手順を見てみましょう!

 

キッチンの換気扇を掃除する手順

掃除に必要な道具

・重曹(パウダー状)
・保護用のゴム手袋
・不要になった新聞紙や紙類
・大きなゴミ袋
・掃除用スポンジや古い歯ブラシなど
・掃除用布

換気扇を掃除するのに必要なアイテムは、ほとんどが家にあるものや100円ショップで簡単に購入できるものばかりで、費用はほとんどかかりません。

 

換気扇のタイプを確認

キッチンの換気扇には主に2種類があります。タイプによって、取り外し可能な部品や方法が異なるため、注意が必要です。

タイプ① シロッコファン

このタイプは、細長い羽根が筒状に取り付けられたファンで、キッチンのコンロ上部に設置されていることが多いです。

新しいマンションやモダンなデザインのキッチンによく見られます。

タイプ② プロペラファン

このタイプは、扇風機のような羽根を持つファンで、壁に直接取り付けられることが多いです。

伝統的な家庭でよく使われています。

 

お住まいの換気扇がどのタイプであるかは、取扱説明書で確認するのが一番です。

 

シロッコファン掃除の手順

ここでは、シロッコファンタイプの換気扇を掃除する方法を紹介します。

①準備

換気扇内部は油でいっぱいです。掃除中に汚れがキッチンに飛び散らないように、新聞紙などを使って床や壁、調理台を保護します。

ゴム手袋をはめて、手を保護しましょう。また、掃除中に換気扇が誤って動作しないように、事前にブレーカーを切ることが大切です。

②部品の取り外し方

シロッコファンタイプの換気扇からは、以下の部品を取り外すことができます。

①カバー
②フィルター
③ファンを固定しているネジ
④ファン本体

これらの部品は、上記に挙げた順番で取り外すことが可能です。取扱説明書がある場合は、そちらに従って作業を進めることをおすすめします。

小さなパーツは、洗濯用ネットや水切りネットに入れておくと管理が楽です。

③重曹を使った浸け置き清掃

キッチンのシンクに大きめのゴミ袋を敷き、その中で部品を浸け置き洗いします。

①ゴミ袋にフィルター、ネジ、ファン本体を入れ、部品がすべて浸かるようにぬるま湯(40℃~45℃くらい)を注ぎます。
②次に、重曹を加えます。お湯1リットルにつき重曹50グラムを目安にしてください。
③その状態で約1時間放置します。

この間に、取り外したカバーなどの清掃を行いましょう。

④汚れを落とす

①浸け置き汚れが浮き上がった部品を取り出します。
②スポンジや古い歯ブラシを使い、部品を丁寧にこすり洗いします。重曹の効果で汚れが落ちやすくなっています。
③全ての汚れを落としたら、布で水分を拭き取ります。

最後に、取り外した部品を元に戻す順番で組み立て直し、換気扇をもとの状態に戻しましょう。

 

プロペラ型換気扇の掃除方法

プロペラファン型の換気扇をきれいにする手順を解説します。

①準備

プロペラファンを掃除する際も、シロッコファンを掃除するときと同じように、キッチンの周りに新聞紙を敷き詰めましょう。これで、床や壁、調理器具を汚れから守ります。

②部品を取り外す

プロペラファン型の換気扇は、部品が比較的簡単に取り外せます。

主に取り外すべき部品は以下の通りです。

・プロペラ周りの保護カバーや枠(あれば)
・プロペラを中心から固定している部分
・プロペラ本体

取扱説明書がある場合は、それに従って部品を外してください。

③重曹を使った浸け置き清掃

①キッチンシンク内に大きなゴミ袋を敷きます。
②取り外した全ての部品をゴミ袋内に入れ、部品が完全に浸かるほどのぬるま湯(約40℃~45℃)を加えます。お湯1リットルに対して重曹50gを加えます。
③そのまま約1時間放置します。

 

④汚れをこすり落とす

浸け置きで汚れが浮き上がった後は、スポンジや古い歯ブラシを使って汚れをこすり取ります。

プロペラファンの構造はシンプルなので、掃除がしやすいです。

掃除が終わったら、布で部品を拭き、水気を取り除いた後、元に戻して完了です。

 

重曹が換気扇の汚れに効く理由

重曹を使った掃除が効果的なのは理解しましたが、どうして重曹はこれほど汚れを落とせるのでしょうか?

ここでは、重曹の成分や汚れに効く理由について詳しく説明します。

 

重曹の基本情報

多くの家庭で利用されている重曹ですが、「実際重曹って何?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

料理から掃除まで多用途に使えるこの万能アイテムの秘密とは?そして、人や環境に優しいとされる理由は何でしょうか?

重曹は化学名を「炭酸水素ナトリウム」といい、「重炭酸ソーダ」とも呼ばれます。

この成分は、健康に問題なく、その安全性が高く評価されています。

また、一般的な洗剤に含まれる界面活性剤とは異なり、環境への影響が少ないため、エコフレンドリーな掃除方法としても推奨されています。

 

重曹の洗浄力の秘訣

重曹が汚れをどのように落とすのか、その秘密は「中和作用」にあります。

■中和作用とは
酸性とアルカリ性の物質が化学反応を起こして、互いの特性を打ち消し合う現象のことを言います。

重曹(炭酸水素ナトリウム)は弱アルカリ性を持っています。一方、キッチンの換気扇に溜まる油の汚れは主に酸性を示します。

このため、重曹(アルカリ)油汚れ(酸)が反応して中和作用を起こし、その結果、汚れが分解されます!

重曹を温かい水に溶かすと、そのアルカリ性がさらに強まります。だから、汚れをより効果的に落とすためには、重曹を温水に溶かして使うのがおすすめです。

 

まとめ

 

・キッチンの換気扇を掃除する際、重曹は大変有効な手段です。

・換気扇には大きく分けて二つのタイプがあり、それぞれのタイプに合わせた掃除方法を理解することが大切です。

・掃除の手順はシンプルで、部品を取り外した後に重曹を使った浸け置き洗いを行うだけです。

重曹は油汚れやほこりと反応して汚れを分解します。

・さらにこの反応を最大に利用するためには、重曹を温水で溶かすことがポイントです。

 

換気扇の掃除は、3か月から半年ごとに行うのが理想的です。

毎日活躍する換気扇に感謝を込めて、定期的なお手入れを行いましょう。

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